既出、三峰さんに再訪の折、せっかくなので可児市の素敵スポットを探索してみよう、と思い立ち、「木曽川渡し場遊歩道」にやってまいりました。
お目当ての竹林へは、無料駐車場から川沿いを徒歩ります。
ん-結構距離あるかな?
と感じてしまうのは、道中何もないからなのですが。。。
簡易トイレ発見。
(結構いきなりある上、周囲も立ち入り禁止多くて、ちゃんと使えるのかは不明。。。)
グランドがあります。
あの茂みの中が遊歩道ですね。
川が増水すると容易に水位も上がってしまうので
逃げ道の看板もいくつか見かけました。
竹林と広葉樹、外の明るさから一転。
泥棒ですよ!
シラカシとアベマキのご夫婦。
歩きやすく整備されてます
竹林の向こうに木曽川の眺め。
竹林を抜けた辺りの
小さな流れが川に続いていた、と思うのですが、もしかして生活排水かなあ、
ちょっと臭いが気になったエリア。。。
スコーンと抜けるような青空、梅雨晴れの一日です。
全長は約600m、某観光情報には「京都のそれより長い」とありました。
比較対象は嵐山の竹林の道(200m)でしょうか。
確かにゆったりロングコース、歩きがいはあるかも!
そしてゆったりした川を眺めながら、また違う雰囲気が楽しめます。
そしてあちらが「夜泣き岩」。
平知盛は清盛の四男、源平合戦壇ノ浦の戦いにて入水、自害なんですが
この悶々としていた奥さんって誰だろう。。。
正妻にそういうお話は聞かないし、この時代奥さん一人とは限らないし。
そして何故京でも鎌倉でも山口でもなく可児なんだろう。。。
ちなみに耳なし芳一が琵琶弾いてた場所は安徳天皇のお墓の前だったそうです。
安徳天皇は知盛と同じく、壇ノ浦で入水(本人は子供だったのでおばーちゃんに抱えられて)・自害した人です。
源平にまつわる怖いお話色々。
もちろん耳なし芳一はフィクションですが、夜泣き岩は。。。どうでしょ。。。?
きゃー。。。!そんなん言われたら夜絶対来れないですね。
月のきれいな夜に、竹林からかぐや姫を見上げ。。。
きゃー!(しつこい
帰宅後ネットで資料を漁っていて、新たな情報入手。
こちらの遊歩道は国や県、市町村の公共事業ではなくて、地元の有志さんが集まって計画されたものだそうです。
竹林の辺りは半世紀にわたり、ワイルドな状態で放置されました。
このままでは不法投棄の温床にもなりかねないし、何より美しい川沿いの景観を損ねてしまう。
しかもこの辺りは歌川広重の浮世絵、木曽街道69次の中の52番目、「太田の渡し場」の背景としても登場してるのだそうです。
(太田は中山道51番目の宿場、太田の渡しがあります)
背景、とはいえ歴史や言われのある名所でもあるのです。
放置なんてもったいない!
整備の作業はボランティアさん中心で進められました。
最終的には行政の支援も得られて、無事完成!
めでたしめでたし。
詳しい経緯はネットで検索するか、可児市の資料室とかで見られると思います。
公共施設や公園を訪れた時に、よくおうちの人が
「あそこはよ!金持っとるでよ!」とか
「貧乏だであかんわ!」とか
いちいちお金の話にするのが本当に苦手なのですが、
言い方はともかく、確かに行政が賛同するかは、資金や広報の側面からも重要だな、と。。。改めて感じました。
まあその人とはそれ以前に普通の話したいだけなんど。。。
「うわーきれいだね、すごいね、広いね、お花いっぱいだね!」って言ってるのに
「おお!ここはよ、市が金持っとるでよ!」って嬉しそうに。。。
そんな事が聞きたいんじゃない。。。(怒
さておき地元有志さんの努力に感謝!
京都のそれより開放的な気分で、川沿いの竹林をお散歩気持ちよかったです。
ある晴れた日のお散歩備忘でした。