今回は「ぎふの旅・県民割第二弾」を利用しまして、
↓ 前回の備忘 ↓
平湯民俗館
お宿より徒歩5分、移築された合掌造りや公共露天風呂のある「平湯民俗館」へ
朝のひとっぷろいただきに参りました。
敷地内には主に以下の施設がございます。
こちら男湯と
こちら女湯。
温泉情報
温泉名:山の湯
泉質:炭酸水素塩泉、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、含食塩-重曹泉
源泉かけ流し
脱衣小屋の中には棚、かご、コイン返却式(多分)鍵付きロッカーがありました。
小屋の入口に鍵はなし、そして周囲にスタッフさんらしき人影もない為
ここでまっぱになるのはちと勇気いるなとか思いつつ。。。
脱ぐけど。
てかさすがに寒いな!
脱衣所の奥の暖簾をくぐると岩でできた湯舟が。
洗い場や水栓、せっけん類の備え付けはありません。
桶が数個用意されているので、かかり湯だけしてドボン。
はあぁぁぁ。。。。。。
きもちええ。。。
お宿同様、深い緑色の、サラッとしたお湯です。
温度もほんとちょうどよくて、まだちょっと寝ぼけた体にじんわりしみしみ。。。
きれいにお掃除、お手入れされているので安心してお湯を堪能できます。
利用料金はお志、との事ですが、目安としては300円ぐらい。
ちなみにこちらでは「さるぼぼコイン」が使えるようです。
※さるぼぼコイン=高山市・飛騨市・白川村の地域限定の電子通貨
おんもですっぽんぽんに抵抗のある方は、是非こちらの足湯をどうぞ。
お湯もきれい!
湯上りの休憩を合掌造りのお部屋で、というのは恐らくここでしか体験できませんよね。
囲炉裏の火は常時入っているそうです。
四方開け放たれているので、お世辞にもお部屋が快適に暖かい感じではないのですが、近くまでいくとじわじわ顔が火照ってきます。
こちらは別のお部屋。
畳の休憩室に
たぬき。
こたつのお部屋も発見。
え、もうこれ住めるよね。。。(またそゆこと
中には古いアレコレも展示されています。
屋根裏へも上がれます。
お、降りれない。。。
足腰弱い世代はご無理なさいませんよう。(じぶん
敷地内にはもう1邸。
合掌造りはいずれも、40年前に富山県利賀村から移築されたそうです。
きれいに維持するのはほんと大変な事と思います。。。
ご苦労様でございます。
鳥居に飾られたしめ縄にはお願い事を書いた絵馬がみっしり!
御祭神:天照大神・白猿
後に地元に残る「白猿伝説」に合わせて、白猿を合祀、
名称も「平湯神社」に改名されたのだとか。
ちなみに猿は太陽神の使者とされる事もあるそうで、猿神はその化身だそうです。
国土安泰、豊かな実りと枯れない泉を、これからもよろしくお願い致します。
こちら本堂脇の「猿満堂」。
お猿の案内により発見されたお湯で、傷を癒した武田さん(の家臣)のお話。
お猿の意思はともかく、ついてったらみんなでお風呂入ってたって、すごくありそうですね。
こんな感じでしょうか
※イメージです
中にはお薬師様が、多分いらっしゃるものと。。。
脇のお地蔵様。
半分シャッター閉まってるけど。。。
すいません、勝手にでんきつけるー。
篠原無然
篠原無然(しのはらむぜん)は、飛騨地方で活動した教育者。
飛騨を中心に青年の教育や工女の待遇改善などに尽力、
地元の青年たちと乗鞍岳登山道を整備。
雪の安房峠で遭難し、36年の生涯を閉じた。
1889年3月7日生 - 1924年11月14日没
(wikiより抜粋)
ちなみにお生まれは兵庫県だそうです。
飛騨好きすぎて、山の神様に連れていかれちゃったんでしょうか。
それにしても36歳とはお若い。。。
先の野麦峠といい、山に生きる事の厳しさです。
ちなみに、上の額にある詩は「飛騨青年の叫び」の最初の一節らしいです。
ネットの海を漁っていたら全パート発見。動画と共に備忘貼らせていただきます。
飛騨青年の叫び
ああ偉なるかな飛騨の山 ああ美なるかな飛騨の渓 ああ清きかな飛騨の水
飛騨山脈の打つところ 剛健の意気漲りて 正義の血しお沸り湧く
緑に炎ゆる森林の 滴るところ仁愛の 花芳しく薫るなり
清泉溢れ湧くところ 気は朗らかに澄み渡り 霊智の光さゆるなし
げに限りなき天恵の 溢るる郷に生い育つ 飛騨青年の血は躍る
飛騨山郷の任重し 飛騨青年の義は重し 飛騨楽園は夢ならず
そんな無然の本名は「禄次」さん。
奥にあるレストランの屋号に使われていました。
飛騨牛やけいちゃん、おそばなど、山の味覚がいただけます。
見どころたっぷりの素敵な施設でした。
平湯温泉に滞在の際はぜひお立ちよりください。
さて、お宿で少し休憩したら帰りの道すがら、
高山の町並みをうろうろしてみようと思います。
次回に続く