本日小樽をうろうろしております。
特に目的なく散策していても、さすが道随一の観光地、
あちらにもこちらにも絵になるスポットをたくさん見つけましたの備忘でございます。
クラシックな倉庫群
いずれも小樽港で取引される海産物や穀物の保管に使われていたと思われ。
運河沿いの小樽倉庫は明治24年から27年の間に建てられたそうです。
それら以外にも、恐らく個人さんの蔵として使われていたであろう重厚な建物がたくさんございます。
当時の反映が偲ばれる風景です。
蔦に覆われちゃって壁が見えませんが、きっとこちらも年代物。
赤い人力車とのコントラストが本当に絵になるなあ!
そうそう、小樽の町は人力車で観光する事も可能です。
いけめん様が運河沿いで営業されているので、興味のある方はぜひ。
かっこよくて話し上手で体力自慢、英語が堪能な方も多くて、ほんと天は二物を与えるなあと。。。
消防犬ぶん公
犬の像といえば渋谷のハチ公があまりにも有名ですが、ここ小樽にも発見です。
火事の焼け跡で鳴いていた所を、消防職員さんによって助けられたのち、大切に育てられたぶん公は恩返しに消防署のお手伝いをたくさんしてくれました。
からまったホースを直したり、野次馬の整理をしたりと大活躍。
みんなに愛されながら、24歳の生涯を終えたそうです。
これからの季節は特にぶん公を見習って火の用心、ですね。
手宮線跡地
南小樽から手宮駅を結んでいた旧国鉄手宮線は、1985年に廃線となりました。
海産物や石炭の輸送に大活躍していたそう。
ちなみに開業当時の路線は「館内幌内鉄道」の一部で、北海道で最初の鉄道だったそうですよ。
線路に沿って、歩道もきれいに整備されています。
街路樹や花々もお手入れされていて、お散歩コースにもぴったり。
色内駅のホームが残されていました。
ただwikiによると休止が1962年とあるので、恐らくオリジナルではないと。。。思います。
小樽出抜小路
遠くからもその望楼櫓とレトロな佇まいが目を引く「出抜小路」。
当時の様子を残しつつ、現在は約20のお店が軒を連ねています。
櫓は展望台として開放されていて、今でも登る事ができます。
飲食店に紛れて、プチ博物館的な一画もあったり。
海鮮丼、天丼、ラーメン、あんかけ焼きそばにジンギスカンのがっつりお食事系から
居酒屋、バー、食べ歩きはクレープにチュロスに。。。
こちらはジンギスカンまん。
定番豚まんにかに饅も!
車じゃなかったら絶対ビール飲んでたな。。。
境町本通
お買い物を楽しむなら境町本通。
お土産物、スイーツショップ、ガラス細工のお店などがみっしり並んでます。
おなじみ六花亭に北菓楼。
北菓楼と言えば「開拓おかき」!
六花亭といえば「マルセイバターサンド」があまりにも有名ですね。
そしておたるのルタオ!
もちろんチーズケーキももちろんよいのですが、
こちらのラングドシャも、お土産には軽くて、しかもチーズが濃厚でおすすめでございます。
この機会に小樽本店限定の「ドルチーナクワトロフォルマッジ」も購入してみました。
ざっくざくのクッキーに、癖の少ないチーズの風味が上品な一品。
思ったよりパンチ控えめ、敢えてすっきり白ワインとの相性がよさそうだなと個人的感想。
小樽カクマル堂さんはガラス細工のお店。
もちろん忘れちゃいけない「北一硝子」。
ガラス細工の販売はもちろん、製作体験もできます。
カフェになっている北一ホール、店内は広々と高い天井にクラシックな内装、石油ランプの幻想的な雰囲気で大人気。
大人気、大行列。
うううん残念、次回リベンジ。
ちなみにお席の予約はできないそうです。
お時間にゆとりをもってどうぞ。
見どころ満載の小樽散策でございました。
よだん。
本当にタイムリーに先日小樽出身、札幌在住のお兄様とお話する機会がございました。
6年前に移住されたとの事で、理由を伺ったら
「だって人口も減って、もう僕らには仕事はないんだもの」
との事。
もちろんご本人はニシン漁や石炭で賑わった最盛期の小樽を知る世代ではありませんが、人口減少に加え土地の人々にとってのお客様、が地元さんや取引先ではなく
「観光客」へシフトした事が、何より彼が生業としてきたお仕事のニーズを奪う結果となったのだと。。。
いわゆる「観光客向け」のアレコレを軽い気持ちで楽しんでいる、
それこそ道外の一観光客でございますが、その影にあるかつての人々の生活に思いを馳せ、やはり少し複雑な気持ちになったり。。。します。
変わらない物はないけれど、せめてかつての繁栄に、それらを支えてくれた人々に敬意を。
小樽散策、もうちょっと続きますー。