うろうろしています。

国内小旅行の備忘です。

【似鳥美術館】旧銀行で楽しむ近代美術・ステンドグラスにも溜息!【小樽芸術村】

引き続き小樽散策中です。

お次に訪れましたのは小樽芸術村より「似鳥美術館」でございます。

建物は旧北海道拓殖銀行小樽支店。

古い銀行のクラシックで重厚なイメージって、美術館にぴったりですね。

 

館内は全部で5つのフロアに分かれています。

規模はさほど大きくはないのですが、内容は充実。

近代日本を中心に、美術に詳しくない方でも聞いた事のあるビッグネームがたくさん。

 

残念ながら1階のステンドグラス以外は撮影禁止でしたので

メモと参考資料からの備忘録でございます。

 


 

1階・ステンドグラスギャラリー

展示されているのは実際に19世紀にアメリカの教会に展示されていた物。

作者のルイス・C・ティファニーは宝飾品で有名な「ティファニー」創業者の息子さんだそうです。

 

本当に教会にいるみたい。。。

 

 

洗礼を受けるイエス・キリスト

 

こちらはケルビム。

智天使だから頭だけっていうのも潔よすぎですね。

作品郡が、それまでの一般的なステンドグラスと大きく違うのはその技術。

ただ色ガラスを嵌め込むのではなく、何枚も重ねる事で複雑なグラデーションを表現しているのですね。

 

模様は単純に見えて、その一つ一つのガラスの中のグラデーションは、絶妙な重なりによって生み出されているのです。

 

よだんですが、教会のステンドグラスと言えば

それ自体が目的だった訳ではないけれど、あわよくばとの目論見が外れまくった長崎立ち寄りを思い出し。。。

 

↓ 長崎の思い出 ↓

gohtomo.hatenablog.com

 

今こんな存分に見れてるラッキーを噛みしめたりです。

 


 

2階・木彫りの展示室

高村光雲とその時代展 [図録]

高村光雲と、そのお弟子さんの作品が並んでいます。

 

もうとにかく。。。

細かい。。。!

 

作品の多くは仏像なのですが、気の遠くなるような精巧さ、そしてリアルではないからこその美しさ。

架空が3次元に存在する不思議さと、モチーフの神性も併せてついうっかり拝みたくなります。

 

いや、もう素直に拝んでおこう。

 


 

3階・洋画のフロア

黒田清輝、佐伯裕三、藤田嗣治や、日本人以外ではシャガールユトリロなどが展示されてました。

佐伯裕三・カフェのテラス ※展示作品ではありません

 

佐伯裕三、荻須高徳ユトリロのおしゃれなおパリ。

岸田劉生は、麗子以外はそんなに怖くなくて逆にびっくり。

岡本太郎の拒否る椅子もありました。

 

メイン展示の脇には「ちっちゃこい展」と銘打たれたコーナーも。

小さな生き物(主に昆虫)をモチーフにしたアールヌーヴォーのガラスの器や、

山下清旅行記から綴られる素朴な言葉の数々など、さりげないけどふと足を止めたくなる、素敵な作品が並んでました。

山下清作品集

絵ももちろんよいのですが、言葉の選び方、使い方にも独特の感性が光ります。

旅行記ちょっと読んでみたいな。。。

 


 

4階・近代、現代の日本画

上村松園・母子 ※展示作品ではありません

 

展示作品は円山応挙横山大観、片岡珠子、平山郁夫などなど。。。

 

個人的には前回名古屋で見損ねた上村松園に対面。

やっぱ素敵です。。。

 

↓ 名古屋で松園見損ねて桃江ワールド没入の備忘 ↓

cotomo.hatenadiary.jp

 

時代にとっての女性のありよう、のような事も表現としてはポイントなんでしょうが、

なんといっても着物とその着こなし。

裾の流れや生地の質感、重さ軽さまで感じる描写が本当に素直に繊細で美しいです。

そしてそれを着こなす女性の優美さ。

しぐさ一つで語る内面や背景、もういっそ謝りたくなる神々しさでございます。

 

まあそれにしても、松園さんにしろ桃江さんにしろ、

女性作家さんはどなたもお強くてらっしゃる。。。

きっと時代もあるんだろうなあ。

 

そして安定の東山魁夷に癒される。

岐阜長野とヨーロッパの山々がその色彩でリンクします。

白い馬

メルヘンの世界。

 


 

地下1階・企画展示

 

立体像から壺、ガラス器などを中心に近代作家さんの作品が展示されてました。

 

独特の表情の小坊主がたくさん。。。

そういえばこのこどこかで見たような。。。

図録 薮内佐斗司の世界 色心不二 薮内佐斗司 彫刻 仏像

あ、薮内さとしさんて「せんとくん」の人だ!

 

せんとくんとは

2010年に開催された平城遷都1300年記念事業の公式マスコットキャラクター。

 鹿の角が生えた童子の姿をしている。

wikiより抜粋

 

いや、オリジナルの立体の方が断然かわいいです。

みんな口元がせんとくん。ころころのぱつぱつがにんまり。

ご利益ありそう。。。

 

その他黒木国昭さんをはじめ、とにかく華やかなガラス器もたくさん展示されてました。

黒木国昭 第22回ガラス工芸作家 国の「現代の名工」 華麗なるガラスの世界展 [図録]

 

そしてアンモナイトの化石、でできた宝石「アンモライト」、

とにかく大きい、赤くてつやつやでぴっかぴか!

人工的に作ったガラス細工にしか見えないのですが。。。

これ天然ってすごいなあ。

天然水晶の原石 天然水晶 原石 マダガスカル ナチュラル料理 アンモナイト アンモライト ファセット サンプル ミネラルストーン 巻き貝 古生物学 カタツムリ 化石 収集品 家の装飾 (Size : 40-50mm)

写真はイメージ?ですが果てしなくこれの赤くてでっかいバージョン。

 

更に白薩摩の特大壺軍団や、芝山細工飾棚など、

とにかく華やか元気な展示が多かったように感じた企画展示。

学芸員さんのセンスかな。

 


 

気軽に鑑賞できる、でも本当に見ごたえのある素敵な美術館でした。

 

まあ。。。ひとつお願いがあるとすれば、

裸の隣のお姉さん。。。のヌード連作とか趣味全開の裸シャツとかは個人的に勘弁してほしいかな。。。

作風自体普通に現代的なので、おばちゃんにはグラビアや等身大フィギュアとの区別がつきません。

そもそも見たくない人にはほんと暴力だといつも思うんだけど。

 

4館共通館買ったのに結局2館しか行けてません。

という訳で近々再訪したいと思います。

 

本日も備忘まで!

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