道立近代美術館の次は通りを挟んでお向かいにございます「三岸好太郎美術館」にお邪魔してまいりました。

拝観料は単館で510円、近美との共通券は830円です。
↓ 近代美術館で本の挿絵いっぱい見るの備忘 ↓
三岸好太郎とは
海道札幌市出身日本の洋画家であり、戦前のモダニズムを代表する画家の一人です。
彼の作品は、鮮やかな色彩と独特の構図が特徴で、アンリ・ルソーや岸田劉生の影響を受けながらも、独自のスタイルを確立しました。
晩年にはシュルレアリスムに傾倒し、「蝶と貝殻」シリーズを制作しましたが、31歳の若さで胃潰瘍により急逝しました。彼の作品は現在も高く評価され、北海道立三岸好太郎美術館で鑑賞できます。
by AIさん
2階建ての館内には全て氏の作品と、ご本人にまつわる展示が並べられてます。

裏手には散策路。

来訪4月はまだまだ寂しげな印象ですが、夏には気持ちのよいお散歩が楽しめそう。
すっきりと明るい館内。

氏が構想したアトリエのイメージを生かして設計されているそうです。
初期の人物画は、その時に影響を受けていた作家さんの雰囲気が結構如実に表れている、ような。

ルソーぽい

モディリアーニぽい?

当時みんながハマった道化師
こちらお2階。

静物、抽象とよりモダンな印象の絵が展示されています。

「乳白色の世界へ」というサブタイトルがつけられていた作品群は、いずれもバックのしっとりしたホワイトグレーがすてき。

モノトーンの金魚もかわいい。

グレーバックの抽象もしゃれおつです。

こちらタイトルは「猫」。

何か意味が込められているのかもしれない。。。けど単純に可愛いです。
こちら「桃色の斜光へ」と銘打たれた展示コーナー。

絵のタイトルは「のんびり貝」です。
視覚詩「蝶ト貝殻」の「角貝、平貝、のんびり貝」ですね。

視覚的なイメージと詩的な表現を融合させたというこちら、
文体といいますか、こういう感じも当時の最先端だったのかなあと思いつつ、
どうしてじっくり読むとじわじわ面白い不思議な文章です。
トギスマサレタテーブルってどんなテーブル
標本から飛び立つ蝶。

行先はいずこ

貝殻ノ形体ハ本能的デアル

かどうかはわかりませんが、簡素な線で完璧な構図、掃いた水彩の濃淡も素敵な一枚。
シンプルイズベスト
2階の一画には東京にある氏のアトリエの模型と

その紹介ビデオが流れてました。

実はこちらのアトリエは国の登録有形文化財。
氏は完成を待たずこの世を去りましたが、その後は奥様がご自身の住居兼アトリエとして使っていたそう。
ちなみに奥様も画家さんです。
出身である愛知県一宮市には「三岸節子記念美術館」があります。
1階の休憩スペースは「カフェきねずみ」。

コーヒーやケーキいただいたり、ポストカードなどのグッズを購入できます。
小さいながら充実した展示が楽しめる美術館でした。
一人の作家さんの作品を通して、近代絵画の流れも垣間見えるかもしれません。
余談ですが、Google mapの口コミに「見張りの人怖い」みたいのがあったのですが、
確かにこの規模にしては係員さんの数多い。。。かも。。。
ちょっと緊張
ともあれ本日も備忘まで!