うろうろしています。

国内小旅行の備忘です。現在は東海地方あたりをうろうろしています。

神奈川県は箱根町、ポーラ美術館で織り成す部屋の夢。名作絵画で癒しのひとときを!

小さな美術館が林立、神奈川県箱根町より本日は「ポーラ美術館」に訪れてみましたの備忘です。

 

施設概要

その名前の通り、あの化粧品会社「ポーラ」の二代目、鈴木常司氏のコレクションを中心に設立されました。


「箱根の自然と美術の共生」をテーマに、建物、彫刻、庭と各展示が融合する
森の中の小さな美術館。
所蔵品は西洋、日本の近代絵画や磁器、ガラス、工芸品など多岐に渡ります。

 


 

企画展「部屋のみる夢」


開催中の企画展のテーマは「部屋のみる夢」。


「部屋」を作品のモチーフとするだけでなく、部屋という空間での日々の営みや、窓から広がる外界への憧れ、果ては人生観まで「部屋」をテーマに各作家さんの独自の世界感を体験できます。

写真撮影は可との事でしたので、以下お気に入りをカメラに収めてまいりました。

 

少女の自然な仕草がかわいらしい、ベルト・モリゾ

 

日常の瞬間を切り取ったような描写がリアルなヴュイヤール。

 

ボナールの「地中海の庭」は花々の匂いにむせかえるような、人物の鮮やかなオレンジが印象的。

 

同じくボナール、「浴槽・ブルーのハーモニー」。

女性のヌードはあまり好きではないですが、このアングルと構図は結構ない気がします。

飾らない姿に対象への愛を感じるような。

 

守山友一朗「Shadow on Rug」

織られた絨毯の柄を緻密に、そこに伸びる椅子の影が存在感たっぷりに描かれてます。

タイトル見るまで逆に不思議な印象だった一枚。

 

小さな窓がたーくさん、スケールを操作する事で不思議空間を表現する高田安規子・政子両氏は双子ユニットさんだそうです。

 

写真家ティルマンス氏の「デューラー通り」。

もうただひたすらため息のおしゃれ写真。

 

水玉に取りつかれております、おなじみ草間彌生氏の「ベッド、水玉強迫」。

冗談さておき実際強迫神経症故の水玉まみれだそうで、芸術が人為を越えた所にあるとされる一つの事例なのかもしれません。

 

今期の企画展「部屋のみる夢」は2023年7月2日まで。

お気に入りの「部屋」を探しにぜひどうぞ。

 


 

現代美術ギャラリー

HIRAKU Projectは、過去ポーラ美術振興財団の助成を受けた作家さん達を紹介する展覧会。
第14回は丸山直文氏による「水を蹴る-仙石原-」でした。

 

よい写真が撮れず残念なのですが。。。

 

独特の滲みは「ステイニング」と呼ばれる手法による物だそうです。

布のキャンバスを床に置いて、水を張って絵を描いていくそうですが、絵画というか。。。ちょっと染物に近いような印象も受けなくはないですね。(全然違う?)

 

濃く明るい霧の向こうに幻想的な世界が広がっていました。

 


 

ポーラ美術館の名作絵画


所蔵品から誰もが知るあの、有名作家の作品が並びます。

ゴッホ

 

ルノワール

 

モネ。

 

印象派の、特に風景画みた時に「ド近眼の人の裸眼ってこんなんかなあ」と勝手な想像をするのですが、

実際晩年ほとんど視力を失っていたというモネの作品は、もはや表現というよりリアルに近かったのではと思ったり。

 

モネ:見えない人の見たまんま

ゴッホ:心の目が見たまんま

 

レオナール・フジタ

ご本人の独特の風貌が苦手であんまちゃんと見た事なかったのですが

絵は普通に素敵でした。

 

食わず嫌いはダメだなあ、と思いつつ、当時の日本人に受け入れられなかったのも

一般人的には、もしかしたらこんなかるーい嫌悪感(?)から始まっていたのかも。。。

 

特に1920年代と言えば、まだまだ日本も世界に向けて影響力を強くしていきたかった時期、「洋画家としての海外での成功」は勢いを増すそのナショナリズムと、相反するわかりやすい事例だったのかもしれません。

 

シュルレアリスムとエコール・ド・パリより、キリコの「ヘクトールとアンドロマケー」。

ギリシャ叙事詩に登場する王様とお后様の、別れの場面だそうです。

そして対象を変な物(?)の組み合わせで表現する手法を「デペイズマン」というそうな。

 

内容の謎解きをするのも面白いんでしょうが、個人的には「なんかふしぎかわいい」ぐらいで楽しみたいな、と、

特にシュルレアリスムとかは思います。

ダリとか解説読む方が疲れる。。。

 


 

館内施設他


館内にはレストランやカフェも併設されています。

こちらは開放的なスペースで、コーヒーやスイーツ、軽食がいただける「カフェ・チューン」。

 

大きなクロワッサンとオレで、パリに集うアーティスト気分を満喫!

企画展に合わせたおしゃれなスイーツも用意されてました。
お気に入りの作品と一緒に楽しみたいですね。

 

周囲には「森の遊歩道」なる散策路が整備されています。

コースはのんびり歩いて約40分。

本日は雨の為断念いたしましたが、これから緑の増える季節にはより一層気持ちの良いお散歩が楽しめそうです。

 

この他にも絵画インスパイーアドなコース料理も楽しめる「レストラン・アレイ」、

かわいいグッズがたくさんのミュージアムショップなどもございます。

 


 

規模もそれほど大きくないので、気軽に周りやすい美術館。

各展示も厳選の上テーマに沿って、コンパクトにまとめられていてわかりやすかったです。

 

名画のある空間を、カジュアルに楽しめる素敵スポットでした!

 


 

基本情報

 

名称:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:年中無休/9:00AM—5:00PM
※展示入替の為の臨時休館あり

 

アクセス

車の場合:御殿場ICより約20分

 ※駐車場は有料1回500円

電車・バス:箱根登山電車強羅駅より、めぐりバスで約13分

 

入場料:大人1800円/大学生・高校生1300円/中学生以下は無料

※前売りや電子クーポンでの値引はありませんが、観光案内所などで配っているパンフレットに100円引きの優待券がついています。見つけたら即ゲットです。