名古屋市覚王山あたりをうろうろの備忘でございます。
日泰寺に引き続き、揚輝荘にやってまいりました。
今回のあしどり
揚輝荘とは
元は丘陵地帯全体に跨っていましたが、現在公開されているのは庭園のある北園と、迎賓館(聴松閣)のある南園。
二つはマンション横の連絡通路(?)でつながっており、徒歩5分ぐらいです。
敷地内の聴松閣、揚輝荘座敷、伴華楼、三賞亭、白雲橋の5棟の建物は
現在名古屋市の有形文化財に指定されています。
入館料は聴松閣のみ有料で300円です。
名古屋の老舗デパート、まっつあかや、の初代社長の別荘です。
というか松坂屋の社長は松坂さんではなかった。。。
元は松阪出身の「太田さん」が上野に開いた呉服店がルーツ。
それを伊藤さんが買い取る形で創業したのが「松坂屋」だそうです。
ちな創業者の伊東さんのご先祖様は信長に仕えていたお侍さんで、
本能寺の変のあと商人に転向して「いとう呉服店」を開いたのだとか。
ほんと、遠いようで近い近現代。。。
ちなみに私は知らなかったのですが、BS時代劇「あきない世傳 金と銀」のモデルはこの「いとう呉服店」が成り上がる(言い方)のお話だそうです。
別荘を建てた祐民氏が「いとう呉服店」15代。
こちらのドラマは13代女性社長がちょうど「伊勢松坂屋」買い取る辺りのお話がモデルになっているそうです。
当時としては珍しく土地建物権利と一緒に従業員も全てまとめてお買い上げ。
それだけを抱えても更に事業が上り調子、いう当時の状況は
大正末から昭和初期の伊東呉服店さんが、二位に大差をつけての長者番付ダントツトップだった事からも伺えますね。
北園
まずは北園のお庭から散策です。
新緑の眩しい季節でございます。
それにしても今日あっついな!
梅雨どこにいったのよー
こちらの建物は伴華楼。
ばんがろう、と読みます。
昭和4年、尾張徳川から移築された茶室に、洋室をドッキング。
名前はまんま「バンガロー」からきているそうです。
ほら、バンガロー(?)
モダンですね。。。
お隣にはお稲荷さん。
成功した商人さんがお稲荷さんを敷地内にお迎えするのはよくある事のようで、
そういえばデパートの屋上とかでもよくお見かけしますよね。
↓ 日本最古の観覧車と屋上にお稲荷さんの備忘 ↓
今日も明日もお腹いっぱい食べられますように!
左手に見えるのが「三賞亭」。
こちらは「白雲橋」。
お掃除はきれいにされているのですが、季節柄もあるのかお水と草木の状態がちょっと気にならなくも。。。ない。。。(贅沢だ
夏には虫よけと日焼け止めはあった方がいいかもです。
油断してたら結構刺されてしまったー。。。(O型
後半南園(聴松閣)に続きます!
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