名古屋から太平洋フェリーに揺られ、現在北海道をうろうろしています。
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見たい行きたいはたくさんありますが、やはり先住民族の文化は外せない、という事で
今回は「阿寒アイヌコタン」に立ち寄ってみました。
主な施設はシアター、ギャラリー、体験プログラム、お土産屋さん、レストランなど。
全体的な印象としては「古のコタンを再現」というより、アイヌ関連のお土産屋さんがたくさんあるショッピングゾーン、な雰囲気です。
とにかくどの建物も雰囲気たっぷり!
多いのはやはり木彫りのお店ですね。
同じ木彫り、でもお店によって個性はそれぞれ。
木彫りの何か、を探しているなら必ずお気に入りが見つかりそう!
こちらはアートギャラリー「オンネチセ」。
入館料は500円。
伝統の技術によって生み出された新旧の美しい作品が見られます。
こちらは再現された「ポンチセ」(小さい家)と「プー」(貯蔵庫)。
幸福の窓から見えるのは
たくさんの「イナウ」。
イナウは神事の時に使われる木幣で、神や霊と人間をつなぐ物だそう。
これだけたくさん並んでたら願い事もきっと叶う、かな。
こちらは生活館。
囲炉裏とかニカプンぺとか
奥にはたくさんのシントコが並べられてました。
とにかく色々入れちゃうシントコですが、
実はこれ自体がお宝でもあって、たくさんある家はそれだけ裕福、というステータスシンボルでもあったそうです。
シアターで観られる古式舞踊の「座り歌」では、これの蓋を囲んで円になって、
トントン叩きながら調子をとりながら歌います。
ランチを施設内のレストラン「ポロンノ」さんでいただきました。
雰囲気のある店内にて
いただきましたユクセット1200円!
ユク(鹿)のオハウ(汁)とアマム(炊き込みご飯)のセットです。
塩気は控えめなので味付けとしてはあっさりなのですが、
いずれも野性の風味たっぷり。
旅行者としてはやはり一度は挑戦しておきたいメニューですね。
シアターでは現在主に3つのプログラムが上演されています。
- 古式舞踊
- ロストカムイ
- 満月のリュセ
上演時間はそれぞれ30分、お値段は1500円~2000円。
伝統舞踊、インスパイアモダンダンス、融合+デジタルアートと、いずれも見ごたえのある作品ばかり。
ステージを囲むように配置された客席、演者さんとの距離も近く臨場感あります!
今回は「古式舞踊」を見てきました。
静かなナレーションにリードされながら、生活のいろんな場面で歌い継がれてきた踊りを見る事ができます。
ダンス、というと少しイメージは違うのかも。
音や歌を楽しむ、というよりは人同士の、または神様や自然との「対話」に近いんだと思います。
派手さはなくとも、アイヌの人々の信仰や生活を垣間見る事のできる、とても興味深い演目でございました。
今回は時間が合わなかったので見られなかった残り2作品も、機会があれば是非に、という事で備忘に公式トレーラー貼っておきます。
どちらもかっこよです。
お土産探しのついでにに気軽に、アイヌの文化に触れる事のできる素敵な施設でございました。
本日も備忘まで!