既出パイナガマビーチから徒歩10分、漲水御嶽へご挨拶してまいりましたの備忘です。
↓ 浜辺をお散歩の備忘はコチラから ↓
沖縄の神域と言えば「御嶽」。
映画なんかのイメージからは、うっそうと茂るガジュマルの奥に、洞窟と滝があって。。。と、
どこか遠くて訪れにくい感があったのですが、
生活していると、もしかして普通に。。。ある。。。結構いきなり。。。
ただ、普通にあるからどかどか入っていいか、というとそういう訳ではなく
基本立ち入り禁止(特に男性)なんだそうでございます。
どこがどう、というのは今後調べてみるとして
今回伺ったのは「漲水御嶽」。
なんと御嶽の中でも一番格式の高い場所との事。
しかしながら同時に「一般の人が立ち入ってもいい」御嶽でもあるそうで、
まずは宮古島滞在に際し、ご挨拶に伺ってまいりました。
場所は本当に市街地といいますか、
いっそライブハウスの向いといいますか、
通りにそびえる石の鳥居を、一礼してくぐります。
お邪魔いたしますー。
赤瓦が沖縄らしい、小さな、しかしきれいな建物がお出迎え。
聖域は南国ムード満点のご神木(多分)に守られています。
屋根や木々の雰囲気以外は、割と普通に神社に近い雰囲気です。
鳥居、手水舎にお賽銭箱に石灯籠。
しかし御嶽で柏手を打ってはいけないそうで、手を合わせて静かに感謝とご挨拶。
初めましてcoです。この地へ受け入れていただいてありがとうございます。
ちなみにお祈りをするしないは、これも情報元によって異なるので割愛。
個人的には神様に神頼みしても罰は当たらないと思いますが。
御祭神(?)は古意角・姑依玉の二柱。
漲水御嶽は宮古島創世神話の舞台でもあり、琉球王国建国より更に古い歴史があるのだそう。
Episode 1
古意角が「地上を治めたい」旨を天帝に申告
→天帝天の岩戸の先端を折って海に投げ入れたら
→宮古島ができた!
→古意角が姑依玉と一緒に島に降臨
→した場所が現在の漲水御嶽あたり
→末永く栄えましたとさ
(いつも乱暴でスイマセン)
その他に「人蛇婚伝説」も伝わっているそうです。
こちらは恐らく上記のその後。
古意角引退→後継者を残していくの巻、かしら。
Episode 2
大蛇になった古意角が、若い男に姿を変えて女の子の所に通う
→女の子身ごもる、子供生まれる
→子供は御嶽の守り神に
→古意角は天に帰ってゆきました
(ほんと乱暴でスイマセン)
生まれた子供は三人で、いずれも女の子。
神様に一番近い所でお告げを聞くのはやっぱり女性なんですね。
御嶽も大変貴重な場所なんですが、周囲の石垣も古い物で、
1500年にあった争いの、戦勝記念に築かれた時の物。。。との事。
(争いその物が本当にあったかは別として、石垣自体は本物らしいです)
いずれも宮古島市指定史跡になっています。
市街地に突然現れる聖域は、沖縄のそれらは、その神秘性はもちろん
異国様、南国特有の独特の雰囲気も感じられます。
気候、風土、文化、歴史、全てつながっているんだなあ。
立ち寄りの際にはこれからも、折に触れ手を合わせたいと思います。
お邪魔しております。今後ともよろしくお願いいたします。
オマケ
お向かいの民家の猫さん。
カメラ目線ありがとう!