引き続き房総半島をうろうろしております。
本日の立ち寄りポイントは「千葉県酪農のさと」。
日本酪農発祥の地、だそうですよ。
パンフレットや公式サイトの雰囲気から、いわゆる「観光牧場」のような施設を想像していたのですが、
よくも悪くもちょーっと趣旨が違いました。
あくまでも施設運営の目的は「歴史的資料の保存、管理」「都市と農村の交流」との事。
という事で、レストランや大きな売店はございません。
広がる丘でのんびり過ごすやぎさんを眺め
充実の資料館で、その歴史に思いを馳せる、
開放的かつちょっとストイックな午後のひと時。
ちょっと入り口がわかりづらい駐車場。
資料館の真ん前から突入してもたどり着けないので要注意。
直売所は週末のみの営業だそうです。
到着がお昼過ぎだったせいか、商品はすでにほぼ売りきれてました。
エントランスゾーン(?)前には酪農にちなんだデザインの小さな小山。
牛の胃袋を模したそうです。(敢えてなぜ胃袋)
ちな、有名な牛の4つの胃袋はそれぞれが異なる役割を持っているそうです。
第一の胃:発酵させる
第二の胃:お口に戻して再度咀嚼
第三の胃:大きいのを2に戻す、小さくなったのは4に送る
第四の胃:最終消化
個人的には、リスの頬袋が4つあるような印象(とりま貯蔵)だったのですが
全然違いました。ぜんぶ理由があるんだなあ。。。!
丘ではやぎさんがのどかに草を食んでいます。
いやし。。。!
一生懸命係のお兄さん呼んでました。
上の方にも誰かいるかなーと思って途中まで登ってみたのですが
残念、無人(ヤギ)。
この丘とは別に「第一牛舎」まで行けば牛さんも見られた、かもしれない。。。
スイマセン、この日はたどり着けませんでした。
資料館の入場は無料です。
入り口には少しのお土産とカップアイスが売られていました。
イートインスペースはございません。
牧場といえば、の濃厚ソフトクリームは少し南に進んだ「いきいきみねおか館」でいただけるそうですよー。
酪農と言えばどうしても「北海道」というイメージがありますよね。
発祥の地が「千葉県」というのは個人的には結構意外でした。
実際現在のミルクの出荷量が、とかいうお話はまた別として、
「乳製品を日常的に口にする文化」がそもそもなかった日本で
産業として計画的に、酪農が始められた(というか結果そうなった)のがここ「みねおか」だったそうでございます。
恒例めっさ乱暴なはじまりの概要
もともとこの地「みねおか」は、戦国時代より強い軍馬を育成する為の放牧地。
その後江戸時代に地が直轄領になり、吉宗の代には栄養価の高い「醍醐」を作る目的で三頭の牛がやってきます。
牛増える→醍醐たくさん作れる→庶民も食べる→日本人強くなる
その後時代を得て、牛にも牧場にも技術にも、様々な改良が施され
また全国に拡散し現在に至る、という訳ですね。
館内はNO BGM、薄暗い照明の中静かにたたずむ
牛
牛
DEKAI
牛
KOWAII
チッコ。。。
冗談みたいな名前だなあ、イタリア語かなあと思ってたら
語源は「乳っこ固めたの」でした。
まんまやないか。
原材料は牛乳とお酢。
おぼろ豆腐ならぬおぼろおちちみたいな感じ、なのかもしれません。
地元では食べさせてくれるお店もあるとの事なので、
また機会があればそちらも是非。
ドライブの立ち寄りに、ほどよくのどかなお勉強タイム。
楽しい時間でした。
本日も備忘まで!