本日は愛知県美術館で癒されるの回でございます。
企画展に続き常設をのんびりと眺めてきましたの備忘。
↓ 企画展「コスチュームジュエリー展」の備忘 ↓
以下気になった作品をざっくりと並べてみます。
美術とかよくわからない人の、知識がないからこその視点暴論には何卒寛大なお心でひとつ。
グスタフ・クリムト
「人生は戦いなり(黄金の騎士)」
クリムトと言えば金。
勇ましいタイトルですがお花畑がなんだかかわいい。
そして
この赤い蛇には何か意味があるのかな?
レオノール・フィニ
「新たなる希望」
モネルの書という小説の挿絵だそうです。
デッサンだからスケスケなのかなと思ったら、主人公(?)が少女娼婦なのね。
タブーな感じはなんとなく、わかるような。
レオノーラ・キャリントン
「ウルでの狩り」
血の涙痛い痛い。。。
周りの人だかも宇宙人ぽくて不思議な雰囲気。
中央は鹿を神格化した生き物で、舞台は古代、という事で実際の狩りとかじゃなくて神話世界に近い感じなんですね。
ルフィーノ・タマヨ
「窓辺の頭」
タイトルも作品ふつーにかわいい。
高橋由一
「厨房具」
日本人の西洋絵画のはじまり、リアルを追及由一の台所シリーズ。
(そんなのないです)
この人が元お侍さんだったって聞くと、ちょんまげの時代はそこまで昔じゃない気がしてきます。ふしぎ。。。
久米桂一郎
「秋景」
日本のつみわら。
安井曽太郎
「パンと肉」
肉。。。というか立派なネギですね。
いつも思うんですけど、こういう配置の静物画ってなんでいつも何かが落ちそうなんだろう。
大沢鉦一郎
「ジンベを着た少女」
手のリアルと首から上の非リアルと、テーマの日常性が不思議なマッチング。
山田睦三郎
「樹間風景」
あああこの感じすきです。
宮脇晴
「自画像」
大沢鉦一郎のお弟子さんって言えば手の感じとかよく似てるなーと。
このあたりは名古屋で活躍した作家さんがまとめられているんですね。(今更)
18歳の自画像という事は描いた本人も18歳。
絵の中の青年のまだ幼さの残る表情と、それを描き出す技術のギャップにときめくー。
清水登之
「森に憩う人」
手前のお給仕さんと、憩う人々の大きさおかしい。
ルソーもびっくり。
何かの暗喩でしょうか。
海老原喜之助
「ゲレンデ」
よくデザインされているなあという印象。
好きです。というかなんかおいしそう。(?)
AI-MITSU
「自顔像」
写真だとよくわかんないんですが、画材がガッシュ・クレヨンだそうです。
独特の厚みというか油感といいますか。
鈴木悠哉
風景の断片から記号的なイメージを抽出して、形にしたり絵にしたり。
元の風景を想像するのもよし、ただ楽しむもよし。
ドローイングはこれ色鉛筆で描かれているんですよね。
ふつーにCGをプリントアウト、ではないのがまた一つの味わいかと。
アンリ・マティス
「待つ」
野獣すぎなくて〇
フェルナン・レジェ
「サーカス」
この頃サーカスをテーマにした作品も流行っていたそうな。
懐かれてるようにも、襲われてるようにも、見えなくない。。。
柳原義達
「風の中の鴉」
いい場所陣取ってるなあ。
鴉はカラス、だけど漢字で書くといきなりちょっと神々しくなるような。
加藤孝一コーナー
「ハライタ男」
表情もよいですが、箱絵とその書き文字がまたすてき。
「クリチャン」
下のが「クリチャン」です。
「虎」
遺跡と一緒に発掘された、ないしは幼稚園の粘土遊びの時間。
と言ったら怒られそうですが、え、台座を見るんですか?
奥が深いなあ。。。
「流し目」
流れてる、というかはがれてる、というか
ふー。。。気持ちよかったー。。。(?)
私のような無教養者には、作品自体の市場的・歴史的価値はよくわからないのですが
単純に「美術館で過ごす時間」が楽しいんですよね。
今回もじっくり堪能させていただきました!
名古屋市栄のど真ん中、
テレビ塔にオアシス21、ショッピングエリアも集中しているので
名古屋観光のついでにもよい立ち寄りスポットだと思います。
他府県の方も機会がありましたら是非どうぞ!
オマケ
美術館のある8階からは、名古屋のシンボルテレビ塔と、バスターミナル兼商業複合施設オアシス21を一望できます。
横からみた図。
テーマは水の宇宙船。
ショッピングゾーンにはジブリやハリポタのキャラクターショップもございます。
ビール290円に誘われて徳兵衛でお寿司ランチしてきましたの備忘は姉妹ブログにつづく。。。