いつも気になっていた「爪切り地蔵」の幟。
刃物の神様でもお祀りしてるんかしら。。。
お肌も心も秋風で乾燥中につき、久々に神頼み(というか仏頼み)に行ってまいりました。
駐車場に車を停めて本堂に向かいます。
まず目に入るのが、こちらの真っ白な観音様。
もみじをバックに美しいです。
通称ぽっくり観音。
願うはQLの高い余生、です。
※99歳と言えば瀬戸内寂聴さんがお亡くなりになりましたね。。。
長寿のお祝いは数えとの事なので、白寿ではなく百寿ですが、ふと思い出し。
ご冥福をお祈りいたします。
ちなみに観音様の足元にいる二人は、その頭身から子供かと思いきや、
よく見たらおじいちゃんおばあちゃんでした。
そっか、ぽっくり観音だもんね。
Data of 林昌禅寺
宗派:曹洞宗 医王山
総本山:永平寺・総持寺
御本尊:南無東邦薬師瑠璃光如来
ご利益(?)は多分健康長寿。(お薬師さんだし。。。)
いわれとか
元々この地に瑠璃光寺というお寺があったのですが、
武田の戦火で焼失、その後に林昌禅寺が建立されたそうです。
戦でお寺が燃えちゃった時、お薬師様は裏山(?)に飛んで避難したそうです。
お帰り願って、現在お祀りさせていただいていると。。。
爪切地蔵とは
草伯というお坊さんが久保原村へ来訪、村人が草庵を建ててお迎えしました。
ある時草庵に1人の老僧が訪れ一夜の宿を借りました。
翌朝この老僧の姿はなく、一枚岩の地蔵菩薩像が傾いたまま立ってました。
「こんなん昨日なかったやん!絶対ゆうべのおじいさんやん!道具とかないやん!」
「どうやって。。。や、これ爪で彫っていかれたんだわ!」
「こんなんできるのお大師さんしかおらんやん!」
お地蔵様は草伯によって「爪切地蔵」と名付けられ、草庵に大切に安置されたそうです。
※wikiより抜粋、及び公式パンフレットより創作(オイ
ちなみに傾いたのまっすぐに直すと災いが起こるそうです。
(理由は不明)
といいますか、行っておいて何言ってんのって感じですが
どれがそれだったんだろう?
こちらは六地蔵様。
六道のいずれの者へも救いの手を差し伸べて下さる、
ありがたーい菩薩様です。
み。。。耳が痛い。。。
更にこちらは可愛らしい二頭身の七福神。
奥へ進むと小さいながら立派な山門。
中央の鐘はコロナ消滅、もちろん鳴らしてきました。
お寺さんなのでもちろんお墓もあります。
山門すぐ脇の墓石は兵隊さんの物のようです。
ありがとうございました。南無。
山門くぐって本堂と
向かって左に離れのカフェスペースと
向かって右に納経受処。
美しく整備された素敵なお寺でした。
こんな場所があったんだなあ。。。
この後カフェでお茶して、本堂でなむなむして
再訪を約束して門を後に致しました。
ささくれに美しい言葉が染みる秋、
ナナメるは爪切り地蔵さんにお任せして、これからも背筋伸ばして
ぽっくり目指したいと思います。