日本一周逃避の旅を終えて岐阜に戻ってまいりました。
去る6月、家族サービスに7年ぶりの御開帳、長野は善光寺に行ってきましたの備忘です。
びっくりの晴天に境内は大賑わい。
どちらを向いても人、人、人。。。
前回の御開帳は2015年。
コロナで一年延期、更には混雑緩和の為に1か月延長されたとは言うものの。。。
砂利道の中車いすでは身動き取れず、お参り前にすでに疲労困憊。
じゃあ何が御開帳されるのかと申しますと、身代わりの「前立本尊」だそうです。
エリア内への立ち入りは別料金。
悩んだ末今回は見送り。この混雑の中車いすで頑張って入ってもばーちゃんなんも見えんわ。。。
7年後、また一緒に来られるように元気でいてください、と言訳して退散。
回向柱をナデナデスリスリして幸せ祈願です。
回向柱とは
前立本尊と「善の綱」で結ばれた柱。
これに触れると来世の幸せを、合わせて釈迦堂前の回向柱に触れて現世の幸せを祈るのだとか。
境内脇の休憩所でサイダー半分こ。
雑踏から離れしばし一息。ふう。
更には女人禁制であった昔のお寺の中では、女性もお参りが許された珍しい霊場。
今でこそ男女平等当たり前、女性のお坊さん(尼さん?)もたくさんいらっしゃいますが、
そういえばタイなんかの寺院でも聞いた話、
女性は直接お寺に入れないから、代わりにお金を払って徳を積むのだそうで。。。
男尊女卑以外のどういう考えを持ってして、こういう発想になっていたのかしら。
単純に不思議です。
厳しい修行はともかくとして、お参りぐらいはよさそうな物なのに。
以下ちょっと時間いただいて、しばし一人でお寺内をぐるぐるしてきましたの備忘。
右は八百屋お七の供養の為に建てられたと言われてます、延命地蔵尊。
いやー、ゆうても放火はあかんと思いますが。。。
左は「仏陀跡」。お釈迦様の足跡が石に刻まれているそうです。
「仏像」が生まれる前から礼拝の対象とされていたのだとか。
そうそう、仏教もキリスト教も、基本は偶像崇拝禁止でしたよね。
こちらは爪彫如来。
親鸞が残した、らしいです。
色々爪で皆さん造られますね。。。
↓ 爪切地蔵in恵那 ↓
こちらは過去使われた回向柱。
柱は松代藩との縁から、今でも毎回松代町大回向柱寄進建立会が寄進されているそうです。
こちらは経蔵。
左手前にマニ車みたいなのがあります。
一回回すと、お経1巻読んだことになる、アレです。
授札所も大賑わい。
ちなみに歴史のあるお寺なので、本堂は国宝、経蔵などは重要文化財。
如来像は戦国時代、当時の権威のシンボルとして、武将の間で争奪戦が繰り広げられていたそうです。
↓ 男女逆転「大奥」がNHKで放映中ですが、こちらは「上杉謙信女性説」。
この作品の中にも川中島からの善光寺の取り合いが、ちらりとですが描かれていたかと。
こんなん言ったらほんと罰当たりなんですけど、ぼっちマニアとしましてはある意味修行の一日でございました。
また静かな日に一人でゆっくり訪れたいなあ。。。
この機会に牛に引かれた方がいいんじゃないって声が聞こえますね。