3月のある晴れた日に、岩村の城下町を散策してきましたの備忘です。
岩村城下町について
散策記録の前に、岩村城下町についてざっくりと。
岐阜県恵那市岩村町にございます、岩村城というお城の城下町です。
今でも古い町並が保存されています。
↓ このへん ↓
2018年度のNHK連続テレビ小説「半分青い」のロケ地となった事でも有名。
(作中の「ふくろう商店街」がそれにあたります。)
連続テレビ小説 半分、青い。 完全版 DVD-BOX 全3巻セット
その後戦乱時には城主さん入れ替わったりあーだこーだの末(いいかげんですいません)
江戸時代は「岩村藩」のお城になりました。
また「女城主の城」としても有名。
遠山さんちに嫁いだおつやさん、だんなさん死んじゃった後、お子さん大きくなるまで城主になった事があるよ、という。
戦国時代の女性はおつやさんに限らず、本当に悲惨な運命を皆さん辿られるわけですが
この方も。。。ほんと。。。
主なあらすじ(かなり適当です)
旦那死んだ→城主になった→甲斐の武田さん攻めてきた→包囲された
→仕方がないので武田側ついた→武田さんとこの秋山さんと結婚させられた
→城主の座を譲った→武田負けた→城は織田に落とされ、おつやさん逆さ磔で処刑
またこれおつやさんがやはりとてもきれいな人だった、という噂が残ってて
余計にやりきれないといいますか。。。
ちなみにおつやさんは信長の叔母にあたります。
最期処刑したのは信長です。
あああああなーもーなー。。。しんどい。。。
今ではその伝説と共に町おこしの人気者です。
飲んで忘れよう色々。
車をコミセンに停めさせていただいて、のんびり散策スタート!
佐藤一斎
町の至る所に、岩村藩の儒学者、佐藤一斎の言葉が掲げられています。
年とか関係ねえって事だと思います。
言志耋録283条、とございます通り
上記以外にもたくさんの言葉を著書の中に残しています。
一斎の著書「言志四録」(全部で4冊の総称)は、後の幕末志士の思想にも多大な影響を与えたと言われております。
西郷さんは書からマイフェイバリット100ぐらい、を常に携帯していたらしいです。
江戸の平和は、もちろんそれを推奨した政治の手腕もさることながら、儒学(とか朱子学とか)の浸透にあったと言っても過言ではない、と個人的には思っています。
そして今の「日本人らしさ」の元はこの時代に完成された物だとも。
土佐屋
こちらは「土佐屋」さん。
昔の藍染の色々が見られます。
抗菌、防虫効果もあるそうですね。
ちなみに渋沢栄一の生家でも藍玉を扱っていましたね。
深谷はネギで有名ですね(関係ない)
藍が発酵する過程ですっぱい匂いが立ち込める。。。らしいです。
いずれのお家もお庭本当にきれいにされていました。
町並の色々
ちなみに通りは歩行者専用とかではないので、たまに地元住民さんの車が行き来しています。散策の際はご注意。
古いアレコレ
防衛の為の「升形」という工夫。
攻め込まれてもまっすぐ突進できないように、
見通し悪くして、道幅狭くして、というのは守りの町づくりの基本なんだなあ。
↓ とヨーロッパ某でも感じた遠い記憶。↓
こちらは高札場。
こちらの石は。。。
地元最古のありがたい色々、です。
かめや
かめやさんでは岩村カステラやスイーツを、お茶と一緒に店内でいただけます。
陶器のアクセサリーも。
↓ 東濃は焼き物が盛んです、とブログで繰り返すの巻 ↓
知人宅へのお持たせと、自分みやげにカステラを購入。
「カステラ」とは言っても文明堂や福砂屋に代表される、ふんわりしっとり系とはちょっと違う、
もっちりワイルド、しっかりした焼き菓子、な一品でございます。
もちろんめっちゃおいしいです!
町並の色々2
こちらは観光案内所。
散策用の地図、パンフレットやお土産などを置いています。
職員さんも常駐されているようなので、困った事があれば是非ご相談を。
豆cafeさん
木村邸の前にも言志録より
あわてんなもちつけよく考えろって事みたいです。
レトロなお薬のラベルとかポスターとか、本当にかっこいいと思います。
こちらも岩村カステラの名店、松浦軒。
この燈籠より東が岩村城跡へ続く道となります。
ちなみに西は、歩いてきた城下町、から更に西へは明智鉄道岩村駅へ続きます。
さてそろそろお腹がすいてきました。
いい感じのパスタ屋さんをみつけましたのでそちらで休憩ー。。。
のち後半へ続きます!